My life is my message.

とりとめのないことばかり。

Burnout and Memories in Vancouver

5月、カナダから帰国して燃え尽き症候群を患っていた。

といっても、何か目に見える成果を上げたわけではないから不思議だ。

毎日6時には起きて、語学学校で授業を受け、課題をこなし、ご飯を食べて、YouTubeTwitterを見て、寝る。

そんな日々が延々に続くのだと思っていた。

授業が終わってダウンタウンを散策したり、クラスメートとランチをしたり。

最初の頃は常に一人行動だったから慣れてしまって、仲の良い子が出来てからも本屋や博物館には一人で行った。

地元とはかけ離れた高層ビルが並ぶ都会の街が、私の住処だった。

この時期のバンクーバーは雨季のためレインクーバーと呼ばれ、太陽の恩恵を受けられる日は非常に少ない。

私の滞在していたサレーから1時間ほど離れたホワイトロックでは、晴れの日に美しい夕焼けを見ることができる。

海辺

 

初めてこの場所に立った時、何故もっと早く訪れなかったのかと強く後悔した。

橋の上からの景色

 

ブリティッシュコロンビア州の凄いところはバンクーバーから少し足を伸ばせば海、湖、森林といった豊かな自然に触れられるところだと思う。

インドア派の私が雨の日には晴れが恋しくなるほど都会と自然環境が共存するバンクーバー、ひいてはBC州は素晴らしい場所だった。

生活するにはいささか物価が高すぎるが、それでもこの地を留学先に選んで良かった。

 

向上心と将来への不安を同じように抱えた同年代の子たち。

就職や結婚を経験した、人生の先輩と言える社会人。

多種多様な背景、経験を持つクラスメートたちと語学学校で出会えたことも大きかった。

そして当初居心地の悪さに何度も逃げ出したいと思っていた(実際ギリギリ両手で収まるくらいの数は欠席している)教室が、三ヶ月後には心地良い居場所に変化するとは夢にも思わなかった。

 

「やっぱり英語(言語)好きだなあ~」というのが、留学を終えた所感だ。

語学学校ではしばしば自分の母語について聞かれたり、教えたりする機会が多かった。

日本語には3つの表記体系(正確にはローマ字含めて4つ)があると説明した時のクラスメートたちの困惑は何度思い返しても面白いし、反対に私もたくさんの言葉を友人たちから教えてもらい、異なる言語に触れて大いに刺激を受けた。

移民の多いカナダでは語学学校の外でも様々な言語がひしめき合う。

その空間自体、私はとても気に入っていた。

 

沢山の人に支えてもらって念願の留学を叶えたのに、長い夢を見ていたのではないかと今もまだ疑っている。

帰国の前日まで語学学校で使用していた教科書は自室の本棚に鎮座していた。

日々英語に触れてはいるが、カナダにいた頃とは比較にもならない。

置かれた場所のせいにはできない。だからどうにかモチベーションを上げようと、留学を振り返って一丁前に文章を書いている。

時折、カナダでの生活が恋しい。

そう嘆いたところで何も変わりはしないのだが、三ヶ月はそう思わせるくらい濃密な時間だった。

私の経験や感じたことは唯一無二のもので、誰にも干渉されることはない。

地面に寝転ぶホームレス、鼻につくマリファナの匂い、負の遺産とされる文化的ジェノサイド、トルドー首相への抗議デモ。

多国籍国家、あらゆるマイノリティに寛容な国という表面的なイメージを覆すものと向き合うきっかけも得た。

その度に何ができるだろう、と立ち止まって考えてしまう。

日本にいる時ですら日々自分の無力さを実感するというのに、大層な試みだ。

見つからない答えを、確かな痛みを感じながらずっと探している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

名も無き頃の君へ【文劇5感想】

大好きな舞台文豪とアルケミストシリーズの第五弾「嘆キ人ノ廻旋」を配信で見て、「まだ君の魂の傍にいたいんだ」という台詞で泣いた。涙が溢れて止まらず、多分劇場にいたら隣の人の感動が冷めるレベルで、涙と鼻水に塗れていた。迷惑客にならずに済んでホッとしている。

舞台文豪とアルケミスト(以下、文劇)は、根本にゲームの世界観を残しつつ独自の物語・解釈を展開していくコンテンツだ。私はこの舞台からゲームを始め、今や全国の文学館を制覇せんと意気込む司書になったためかなりの思い入れがある。だからその贔屓目や個人的な感情が文劇を特別な存在にしているのかもしれないと思うのだが、それにしても文劇の持つメッセージやパワーには誰もが良くも悪くも圧倒されるのではないか。

第一弾「余計者ノ挽歌」では太宰と芥川を主役に据え創作者の苦悩と生命の力強さを、第二弾「異端者ノ円舞」では志賀と武者小路の熱き友情と青春を、第三弾「綴リ人ノ輪唱」ではコロナ禍という現実を背景に文豪が個と全体の狭間でもがき文化芸術を守り抜く様を、第四弾「捻クレ者ノ独唱」では尾崎一門を通して師と弟子の絆、後世に継承されていく文学を描いてきた。第六弾となる今回の舞台は一体何を描きたかったのだろう。それを言葉に記しておきたくて、この文章を書いている。

 

文劇5の中心にはまず間違いなく芥川と久米がいる。久米は学生の時分にかの有名な第三次―四次「新思潮」の主要なメンバーの1人だった。第三次では松岡譲、豊島与志雄山本有三、その後菊池寛芥川龍之介といったメンバーを加え、新思潮派として後世に名を残す多くの文豪を生み出したのが「新思潮」だ。作品を世に送り出す中で若き芥川と久米は夏目漱石の門下生となった。特筆すべき点は、創刊号に掲載された芥川の「鼻」が彼に認められたことである。

勉強をしますか。何か書きますか。君方は新時代の作家になる積でせう。僕も其積であなた方の將來を見てゐます。どうぞ偉くなつて下さい。然し無暗にあせつては不可ません。たゞ牛のやうに圖々しく進んで行くのが大事です。文壇にもつと心持の好い愉快な空氣を輸入したいと思ひます。それから無暗にカタカナに平伏する癖をやめさせてやりたいと思ひます。是は兩君とも御同感だらうと思ひます。

夏目漱石の手紙(久米正雄芥川龍之介あて)大正5年8月21日(月)

http://sybrma.sakura.ne.jp/202sousekinotegami.html

 

期待の門下生と言っても過言では無いことが師の手紙から見て取れる。こうした一連の経緯を反映しつつ、今回の物語は進んでいく。

そもそも文アル世界の久米は芥川に対してぎこちない態度をとる。青春時代の良き友でありながら、ライバルである芥川に尊敬と嫉妬を煮詰めたような、何とも言えない複雑な感情を抱いているのだ。これは史実を踏まえての個人的な所感だが、2人は終始学生時代からの良き友人という関係性であったと思う。しかし、作品の知名度は明らかに芥川の方が高く、世間のイメージや作品の性質を考慮すると文アル世界の久米正雄というキャラクター像と付随する芥川龍之介への想いには非常に納得がいく。

 

文劇5での久米は自らの作品、いわゆる純文学を至高の芸術とし大衆文学を劣ったものと見なすため、ポーやラヴクラフトといった異国の大衆作家と対立する。また芥川龍之介との確執を抱え、純粋な魂を持つ自らの聖域すなわち小説の世界に閉じこもった久米は自身が発する負の感情によって侵蝕者に取り込まれてしまうのだ。久米は芥川や菊池といったかつての同志すら聖域に入ることを拒む。それはともするととても独りよがりな行為だった。ところが、久米の純粋な魂にひたむきに向き合おうとする友がいる。その友こそが、芥川龍之介だ。

 

「まだ君の魂の傍にいたいんだ」

物語の終盤、久米は自分の代わりに侵蝕者を取り込んだことで生死をさまよう芥川に向けて、この言葉を悲痛な面持ちで叫ぶ。芥川に対して煮え切らない態度を取り続け、全てを拒絶してきた久米が初めて感情を吐露するのだ。転生したこの世界で初めて、2人は本当の友として対等に向き合う。芥川の才能を早くに見出し、大いに認め、彼こそ最も崇高な純文学の担い手となれると信じていた久米の願いに、胸が痛くなる。現実で先立たれ、この物語の中でも久米は取り残される。その共通した運命を想うと、このシーンの久米の姿は胸に迫るものがある。

 

また、史実で久米先生は純文学への憧れを抱きつつ通俗小説の大家と呼ばれるほどの地位を確立する。しかし皮肉なことに彼が通俗小説を執筆するきっかけとなったのは、破船事件後の菊池寛の勧めだったらしい。劇中、菊池の前で通俗小説が批判されるシーンはなかなか辛いものがある。

 

文劇5の中では様々な二項対立が見られる。純文学とそれ以外の文学、日本と海外の文化の差異…違いを受け止めること、というのは今の世の中で最も難しいことかもしれない。自分と異なる存在、異なる意見は時に受け入れがたいものだ。文豪たちの衝突や和解の様子に現実に生きる私たちの姿を見出してしまう。

 

改めて、文劇5とは一体誰の、何のための物語なのだろう。これは久米正雄の、そして当時の名も無き多くの文学青年のための許しの物語なのだと私は思う。世間に周知され認められ、文壇で名を上げ、文学史に名を残すには長く苦しい道が待っている。文豪の人生を知る度にその厳しさを思い知るのだ。久米と芥川も最初は名も無き文学青年の1人だった。夢を語らい、理想の文学を追い求めた2人。「まだ君の魂の傍にいたいんだ」という本心から出た久米の言葉こそ、許しを請うことと同義に思える。

 

再び文劇の観測者となれたことがとてつもなく嬉しい。文劇6決定、主演・織田作之助の特報を聞いた時には文字通りどうにかなるかと思った。求ム無頼派実装、と言霊を信じて毎日口にしていきたいところだ。

観客を信頼してくれる文劇を、私も信じてしまう。

FAがYouTubeのサムネイルになりました~その顛末とオタクの暴走~

出オチ感が否めないのですが、こんな光栄な機会は人生にまたとないだろうと思ったためしっかり記録を残します。

結論

Twitterで堀元さんからDMを頂き、ファンアートがYouTubeチャンネル「ゆる言語学ラジオ」(12月28日配信予定忘年会ライブ)のサムネイルになりました!!!!!!!!イ、イエ~~~~~~~~~イ!!!!!現実が受け止めきれない!!!ずっと浮かれているしずっと胃が痛い……

 

FAをTwitterに投稿するまでの経緯

youtu.be

そもそもファンアートを描こうと思ったのはこれらの動画がきっかけでした。

年末に忘年会ライブの決定!

2021年、ゆる言語学ラジオを初投稿動画から追う古参リスナーにはたまらない企画。ちなみに私は古参チマン*1ではないと今後も主張していきたいと思っています。

配信URLを覗きに行くと概要欄には「サムネイル用にファンアートを描いてくださる方を募集しています!」というような文言と共にGメールアドレスが。

えっ……直メールなん………??????

というのが正直な感想でした。

前々からファンアート描きたいと思ってたし…サムネになりたいという強い志を持っているわけではないけど…でも私が力になれるとしたらイラストしかない…「私のファンアート、サムネに使っていいですよ!」「私、かきますよ!」って言えるゆる言語学リスナーがいるわけねぇだろ…!!!!!!!!!??????この動画見てるリスナーの8割はメタモン*2だって2人とも知ってるでしょ!!!!!???ねえ!!!???

お二人はゴリゴリのYouTuberという感じでもないので、そもそもファンアートを描く人口が少ない。私の一番好きなファンアートはこれです。ambisinistrous*3堀元…

Vの沼でファンアートタグがあることが当たり前になっていたので、自分でメールを送るのはあまりにもハードルが高い。

結局話を聞いてくれた優しい身内オタクに「送りなよ~!」と励まされ、サムネイルを意識してファンアートをせっせと描いたものの送る勇気は皆無。Twitterに投稿するのが精一杯です。

youtu.be

ファンアートの服装はこの回から。

珍しく派手な長袖お二人とも着てると思ったので描きました。

 

オタクめんどくせ~~~!(大の字)

オタク、Twitterの大海で発見される

12月25日、フィギュアスケート全日本選手権女子FSを母と見ているとTwitterに通知が。

Twitter「ゆる言語学ラジオさんがあなたのツイートをいいねしました!」

ハ…??????この時点で踊り狂ってた。

見られた…覚悟を決めてタグ付けてツイート(迷った末の譲歩)して、あわよくばお二人の目に入ればもうそれだけで幸せですの気持ちでいた…いいねされた…

この時点でファンアート描いて良かったな~!と満足していたし心から嬉しかった半面、少し落ち込む自分もいました。

なぜなら数少ないファンアートは欠かさずRT&リプしていたことを知っていたから。

RT&リプが無い→やっぱりサムネに値するようなファンアートじゃ無かったんだ!!!!!!あっぶね~~~!!!!勘違いして送らなくて良かった~~~!!!

完全に認知の歪みです。

 

ゆる言語学ラジオ「こんばんは~!ゆる言語学ラジオの堀元です!!」(原文ママ)

 

ハ…??????(3分ぶり二度目)

昨日母が買ってきてくれた『インテリ悪口本』の著者が、DMを…????

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インテリ悪口専業作家・堀元見初の著書

凪「堀元さんから!!!!!!DMが!!!!!!」

母「エッ!!!今堀元さん作業してるんじゃないの?早く返しな!!!!!」

凪「速攻で返したらキモイと思われる!!!無理!!!」

母「恋じゃん」

メタモンは激怒した。必ず、かのメタ認知の暴走を除かなければならぬと決意した。

母に返信文を添削してもらい震える手でDMを送信する。

母「仕事の早い人だと思われたよ」

労いの言葉をかけてくれる母を傍らに、手汗は止まらないし全身が熱いしじっとしていられない。

心臓がドクドク鳴るとはこういうことか。

最早、「サムネイルに使わせて欲しい」と言われたことより堀元さんからDMが来たことに衝撃を受けすぎて脳が理解を拒否している。

堀元「ちなみにこちらのファイルってillustratorか何かで作成されてますかね?」

凪「illustratorってなに…??

アドビのソフトかどうか聞かれてるだけなのにパニックだった。

この後なんやかんやあり無事堀元さんに文字なしバージョンを送ることに成功しました。

画像

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やった~~!!テンションがバグる我々

ちなみにこのアカウントはお二人が共有で使用していると思われるため、水野さんがこのDMを閲覧可能だと後日気付きました。

おわり

というわけで、以上が事の顛末です。

現実か、これ?

堀元さん優しい~~~!!!!知ってた。

2021年大好きな言語学の名を冠した動画に出会い、「ゆる言語学ラジオ」というコンテンツを通してこの役に立たない学問をますます好きになってしまいました。

周囲に語り合える人がおらず、現在進行形で卒論執筆に取り組む私にとって心の支えです。

ポンコツ言語学徒に示唆に富む発言と知の結晶、多大な影響を与えてくれたお二人に感謝を込めて。

間違いなく、個人的インパクトファクターの高いコンテンツ*4です。

 

さて、ここまで読んで頂いた方は「こいつ度々訳分からん単語使うな…」と思われたことでしょう。すいませんでした。

訳分からん単語の全てがゆる言語学ラジオ内で生まれたミームです。

そんなミームの頂点、すなわちゆる言語学ラジオ内流行語大賞が12月28日の忘年会ライブ配信内で決まります。水野&堀元の出会いについてもようやく明言される激エモ回になるとかならないとか。

言語学に興味のないあなたも、興味を持ってくれたあなたも言葉の世界を覗いてみませんか?

www.youtube.com

参考文献

ゆる言語学ラジオメモ — ゆる言語学ラジオメモ documentation

 

 

*1:古参とルサンチマンで作られたかばん語。メジャーデビューした後に、新規のファンがワーキャー言っているのに対して、「俺はもっと前から知ってるのに」「あんなのは○○じゃない」みたいなことを古参ファンが思うこと

*2:メタ認知モンスター:すぐにメタ認知が暴走する宿痾を持つ人のこと

*3:「左手を二本持つ」、またそこから転じて「不器用な」という意味を持つOED英単語

*4:論文がどれだけ引用されたかを示すインパクトファクターという概念を個人が読んできた本に適用する試み。ゆる言語学ラジオは本ではないが、それに匹敵するコンテンツである

自担が結婚したのでケーキ買ってきた。

もうかれこれ10年以上応援している自担が今日、2人同時にそれぞれ結婚した。

私の大好きなアイドル。アイドルの輝きを、彼らを応援することの楽しさや幸せを教えてくれた大切な存在が、結婚。しかも、同時に結婚発表。

何が何だかパルプンテ…というのが正直な感想だ。

今朝、洗濯物を干しながら「櫻葉2人同時に結婚発表して金屏風の前で結婚しないかな~笑」と冗談半分に母と話していた矢先の出来事であまりに現実味が無い。

全くとんでもない予言をしてくれたものである。

2人が一緒に結婚発表しようかなどと話し合い、決めた場面を想像するだけで言いようのない喜びが湧き上がってくる。

大好きな人が、大好きな人と結ばれる。

私はいつまでも部外者だけれど、その事実に高揚感を隠しきれない。

だって、いつまでも私だけがあなたたちアイドルのおかげで幸せでいられるなんて、どう考えてもおかしい。

「素晴らしいDNAを後世へ受け継いでほしい」と、推しの結婚に対して謎のスタンスを持っている私だが、子どもを産み育てることを幸せの形として強制したいわけではない。

これはもちろん結婚にも言えることだ。

2人が見つけた幸せが「愛する人と結婚する」というだけで。

この先も、私たちの人生が交わることは無いけれど、「いち早くお伝えしたいことがあります。」と言ってくれた貴方は私が尊敬してやまない大好きなアイドルだ。

これからもそれぞれの人生が、5人の人生がより良いものでありますように。

 

居ても立っても居られずチャリをかっ飛ばして買ってきたお祝いケーキと共に、今夜は存分に愛を語ろうと思う。

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本人不在のアレ的な理論で買ったシフォンケーキ

 

推しがドバイの王子だった(そんなことはない4thレポ)

えーーーーんあんさんぶるスターズ!!Starry Stage 4th Star's Parade8月公演が終わってしまった…言葉にするまでもなく最高の公演でした。最近色んな現場に実際行ったり配信見たりする中で、こんな事態の中でエンタメをお届けしてくれることにまず感謝しなければならないなあと本当に思います。アンケとかSNSとかしかるべき場所でなるべく、感想と感謝を述べたいですね…ありがとうございました…

 

最初から最後までよかったところいっぱいあるけど、推しユニまわりに関してだけ。(なんて言っているけれど、お話ごちゃごちゃになりそう。許してください、当方オタクなので)

紅月

歌もパフォーマンスも素晴らしい時、一周回って「顔の良さ」に着地することありませんか?私はあります。梅原裕一郎、どこを抜かれても顔が良かった。ルーブル美術館の日本コーナーに月明かりに照らされる梅原裕一郎日本画ありませんでした?ない?世界の損失だ。目が笑ってない人の微笑みってとんでもなく魅力的で、冷たい氷が溶かされていくような心地よさがある。一方で、神尾さんと神永くんは真剣な眼差しの合間に見せるとびきりの笑顔が素敵で、画面に釘付けになりました。大きく口を開けて笑う人が好き。

衣装も趣向を凝らしていて素敵だった…和と洋のバランスがイイ。ブーツイイ。首元のファーふわふわ。衣装に関しては見てもらった方が早いのに、ここまで語彙を振り絞ってしまった。

 

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殴り書きの衣装レポ

MV実装してくれぇぇぇぇぇーーーーーーーーーッッッッ!(魂の叫び)

今回の衣装どこのユニットもSUKI!って感じで大変良かった。

それぞれのヘアメの工夫とかも見れて、そこにキャラクターへの愛が表れているようで良いな。もちろん見た目だけで伝わるよりも深い愛があるんだと思うけれど、ライブならではだなあとしみじみしました。ヘアメ優勝は羽多野渉さんです。結婚(定期)

楽曲の話。DAY1も2もごちゃまぜの記憶。

祭夜絵巻

DAY1も2も一曲目が祭夜絵巻!松井さんのこのツイートに言いたいこと全部詰まってる。

先が見えない状況の中で聞く祭夜絵巻は、明るい気持ちにさせてくれる歌だなあと思った。この歌の紅郎くんパート全部好き。「詩歌管弦に興を尽くせ」のところの神尾さんマジで良かった…ライブいいなあ…

 

②花燈の恋文

DAY1の時は演出に圧倒されてスゲー!!!ってなってたのに、2日目障子の戸がスパ―ーン開いた瞬間、友人と爆笑してました。箸が転んでもおかしい年頃はもうとっくに終わったはずなのに。いやでも究極のカッコよさって面白と表裏一体な気がします(?)

蓮巳さんの好きそうな演出。夜空見せてくれてありがとう。

③薄紅色の約束

するめソング~~~~聞けて嬉しい。扇ぱたぱた今回もあまりに優雅で、それだけで絵になる。背景の桜が舞い散る様子とステージに立つ3人の凛とした佇まいに見惚れる。DAY2の薄紅色の約束、Death Game Holicの後でまだ抜けきってない+着替えお疲れで蓮巳さん力の入った歌い方だったね。私がパニックになった。

「紅の月を」のところ、カメラさんも演出もGJすぎます。

ロダンスパートの神永くんの身体の使い方が流石。

④紅月いろは唄

みんな言ってたけど扇子→和傘の小道具チェンジ天才じゃん!!!???

ジャニーズJrの皆さん(概念)に感謝。繋ぎと流れの違和感の無さ。

youtu.be

和傘と言えば先日公開されたこちらもいつか歌って欲しい。

紅月いろは唄のサビ、公開当初からゾクゾクするくらい好きなんだけど御三方の声が合わさると「強い」と確信しました。

和傘ずっと持ってるの単純に大変そうだけど、伝統芸能×紅月もっと見たい欲が出てしまう。私が紅月にやって欲しいことは、ARASHI LIVE TOUR 2015 Japonism*1に全部詰まってます…これを読んでくださっている方々、いつか一緒に見ましょう。私は紅月にJaponesqueを歌って欲しくて震えてます。

 

その他

・何も覚えてない紅月の皆さん

・絶対脇NGの梅原裕一郎

・DAY2最後BNS!!の時の「最後はこの曲だ!」おま、言う~~~!!?蓮巳考案、月永さん作曲のこの曲を振ってもらえたの幸せでした。クレビもアルカもいて、時代は新たな局面を迎えていて「みんな笑顔でハッピーエンド」を望んだあなたが…

・神尾さんの指ハート見た?2つしかない私の目がこれだけは捉えていた。

・しかも、3人階段座ってませんでした…?微笑みあってませんでした?神尾さんの真っ直ぐな瞳が梅ちゃん捉えてて号泣した。きりゅ~…👓

・ラスト挨拶のデッドマンズの話の時、神尾の嬢ちゃんが後方腕組プロデューサーの顔してたというレポを見つけて爆笑してた。そりゃあの場にいたらそうなる。

ハケのお辞儀の時、2人は膝に手を置いてお辞儀したのに梅ちゃんだけお腹のあたりに手を置いてお辞儀してて解釈一致ゆえに気が狂った。

・そまきゅんちぇすといっぱいできて良かったねえ。にこにこした。

・デッドマンズに向けて体調整えてたのにDAY2冒頭、神尾さんのポニテで爆発した。そまきゅんとおそろいだー!!!ワーーー!!!

・推しがドバイの王子だった

すいません。ここがこのブログのサビです。お付き合いください。

8割方衣装、残り2割が梅ちゃんの顔に起因しているのがいけない。

ドバイとは何の関係もありませんが、今回の真ん中分けの髪型もけーぽのアイドルみを感じられて非常に良い。

Wwysのユニインナー衣装の上にジャケット着てる梅ちゃんがドバイの王子だったんだよ…信じてくれ。

ジェット機所有してる、絶対。将来安泰で、この世の道楽に費やすお金と時間だけが有り余っている。

あの美しい虚無顔で、「もう飽きた」って捨てられたくないですか。(※道楽の目線で話しています。)

顔立ちが整っている人、ただ黙っているだけで冷酷さと恐怖を感じてしまうんだよな。

他人に興味のない顔をしていたドバイの王子が、ある日父の連れ添いで招かれたパーティで自分とは真逆の性格をした運命の男に出会って心を取り戻していく物語読みたい。

「お前のようなものは初めてだ」ってぽかんとした顔で呟くし、無表情を崩して笑って欲しい。

蓮巳さんドラマの役柄で「物腰柔らかな優等生」を要求されることが多かったのに、ある時大富豪の御曹司とか王子とかのオファーが来てみんなの性癖を目覚めさせて欲しいよ~!!

 何の話これ。

デッドマンズ

あれだけ「来る…来るぞ」と覚悟していたのに、いざ煽りからのDeath Game Holicのイントロ始まったらニンゲン、ナニモ、ワカラナイ。

俺零ちゃんのトシキマスダ、ギアチェンジしてきてあの場にいたオタクよく倒れなかったなと思った。心配する。

一気に時空が歪む、というかこれはクロスロード過去時空なのか、それとも一夜限りの死者たちの復活なのか色んな解釈が出来て楽しい。私は後者派です。

晃牙くんはおのゆの話していた通りスーパースター朔間先輩へのリスペクトが凄かった。シャウト、カッコイイ。

蓮巳先輩と目線が交わるの鳥肌立った。

零ちゃんと晃牙くんの激しい動きに対して、蓮巳さんは最初からじっと獲物を見据える蛇のように動かなかったのに、カメラアピールで急に出してくるじゃん!?技を!?
あの蔑むような目なんだったんでしょうか。

デッドマンズを知らないオタクたちがこれからクロスロード読んで阿鼻叫喚する姿が今から楽しみでならない。

蓮巳さん含め取り巻く人間たちが零ちゃんに縋りたくなる理由が、本当の意味で分かった気がします。

私はクロスロードの蓮巳さんにとんでもなく感情移入していて、読み返す度に自分の、人間の醜い部分と向き合わされている気分になるので辛い…(特に「おおきなものと絡みあって、己を骨の髄まで溶かして一体化するのは」あたり)けど忘れてはならないし、大好きな追憶です。

虎の威を借りる狐と言えばいいのか。

でも、そんな蓮巳さんがこの後の薄紅色の約束では唯一無二のアイドルになる。

どんなに泥臭い生き方でも、定められた場所で美しく輝く姿をずっと追いかけたい。

あの顔早くもう一度見たいんだけど円盤…円盤…目撃情報多数なので明日にでも見返して確認したいところです。

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あの顔

 

スタステ全体に関して

・ぴあアリーナMMのステージ構成、他のライブではどうとかあまり存じ上げないんですけどいいねえ~今調べたらKAT-TUNもライブやってる!デッドマンズ、やっぱりKAT-TUN…ってコト!?

・モニターがデカい分だけおたくの命は助かる。

・はにかむのインスタ風、翼モラトリアムの歌詞表示、ハニーミルクの喫茶UNDEAD、Artistic Partisanのなんかカッケー背景、Little Romanceのアニメーションetc.モニターの使い方、演出総じて好きだ。

・強欲だからユニットごとのMCパート欲しい。

・Knightsのファンサと紅月のファンサ、それぞれの良さがあってとても良い。紅郎くんは時々神尾さんのお茶目なとこが出ちゃってる。かわいい。

・次はナイキラかなってワクワクしてます。紅郎くんのいるDeath Game Holicも聞きたかったり。何が来ても喜んで享受する覚悟はある。

・DAY1の増田俊樹さんの挨拶良かった。コロナが憎い。C&Rの文化早く戻ってこないかな。

・友人が「なぜか朔間零ではなく増田俊樹Twitterに朔間零がいっぱいいる」って言ってて腹抱えて笑った。恒例のやつ。

・全通のValkyrieおめでとうございます!!!!!!ひろきさんが楽しそうで何よりでした。小娘はArtistic Partisanが楽しみでならないのだよ。

 

この2日間本当に楽しかった!

しばらくあんスタの現場から離れていた分、新鮮であり、実家のような安心感もあり、幸せな時間でした。スタステ5th現地行きたい。

キャストの皆さんの笑顔が沢山見れたから、またこんなふうに楽しい時間を、今度はマスクの下の笑顔をこちらもお届けして一緒に過ごせたらいいな!

 

*1:ジャニーズ、そして日本の伝統を踏襲し、「原点回帰」と題した嵐のライブパフォーマンス。

活動休止1年前に思うこと

 形に残しておきたくて、つらつらと思ったことを。

 

 回想

2019年1月27日のことを、私は今思い出している。

 

その日は午後からFGOステのライビュ。

最高の舞台を見て「やっぱチケット取って正解だったな!」とホクホクした気持ちで電車に揺られていた。

『来年末で 活動休止』

突然親友から届いたラインが、私を凍らせた。

指先が冷たくなって、すうっと血の気が引いていくのが分かった。

体がこわばって、どうしたらいいか分からなくて、嵐が大好きな母や弟はもうこのニュースを知っているのだろうかと思った。

そんな混乱状態の中で、やっと私が絞り出したメッセージは

『活動休止か よかったライブは行ける』だった。

以下、当時のラインを見返すとこんなことを私は言っている。

『解散は絶対しないよ』

『みんなが踊れなくなるまで解散はしない』

『だからいま むしろショックより安心感がある 不思議な気持ち』

『解散ではないんだ じゃあよかった って』

『最悪のルートではないから』

『信じられる』

ちなみにこの盲目的な信者かのようなメッセージたちに対して、友人からは『シャブでもキメたん?????????』『もう既にお前は墓に入っているのか?????』と返信がきていてめちゃくちゃ面白い。

深夜2時過ぎに過去のラインを見返してこんなに笑うことは無いと思う。

 

帰宅すると、母と弟が待っていた。

ここからのことは、皆が知っていることだと思う。

8時から記者会見。次々に公開される記者会見のレポート記事。ニュース。

ありとあらゆる媒体が、人気アイドルグループ・嵐の活動休止を取り上げた。

私は彼らの姿を見て、彼らの言葉を聞いて、ただただ泣いた。

そして数時間前に『信じられる』と思っていた自分に、

ほらね、大丈夫だったよ。

と得意げに微笑みたい気持ちになっていた。

 

and more当選

2019年3月1日のことを、私は今思い出している。

おめでとうございます!第4希望で当選です。

キラキラした飾りのラインに挟まれた、待ち望んだ当選メール。

第4希望は「いつでもどこでも」だった。札幌ドーム、の文字が燦然と輝いていた。

札幌!!!!??????いつでもどこでもで飛ばされる可能性の最も高いと言われるあの、札幌!!!????(個人的なイメージ)

どうする?行くしかないでしょ。

流石、母。迷いなどない。一瞬戸惑った自分を殴りたい。

ここからの航空券購入、ホテルの予約は命懸けなのだから。

必死で探してようやく取れた。心の準備以外は万端だ。

せっかくだから嵐さんに貢献したよ!と嬉々として報告してきた母の購入した航空券はANAだった。

 

いざ、札幌へ

2019年5月17日のことを、私は今思い出している。

人生3回目の嵐のコンサート。

新千歳空港に着くと、どこを見ても嵐のファンがいる。

浮かれ気味の私たちは空港を探検し、朝の10時から海鮮丼を食べた。

12時過ぎには札幌ドームの最寄り駅である福住駅に着いた。

例のイトーヨーカドー*1にも足を運んだ。

最早一大テーマパークに成り代わっているヨーカドーさんの愛を感じながら、いよいよ札幌ドームへ。

 

18時開演まで、まだ大分時間があった。

初めて翔ちゃんのうちわを買った。写真を撮ったり、周りのファンを眺めたり。

なんで私たち、札幌にいるんだろう。

どこか信じられない気持ちで、私と母は開演を待っていた。

 

ライブが始まった瞬間から、私は涙が止まらなかった。

ふと横を見ると、母も目元をハンカチで押さえながら泣いていた。

1曲目の感謝カンゲキ雨嵐に2人して撃ち落されたのだ。

ただひたすらに楽しくて、嬉しくて堪らなかった。

思い出しながら、今バカみたいに涙が出てくる。

きっと、当時はこの500倍の量の涙を流した。

 

幸運にもアリーナ席だった私たちは、とても近くで皆の姿を見ることが出来た。

真横をトロッコに乗った相葉さんが、私の隣のお姉さんの指差しうちわに答えながら通過した時には心臓がどうにかなりそうだった。

MCでは声を上げて笑った。飾らない5人の会話が好きだ。

とにかく、全てが美しくて信じられないくらい綺麗だった。

演出も、衣装も、歌も、ダンスも。

初めて聞く5×20は、その美しさを象徴する曲だった。

こんな幸せな空間を作ってくれた5人と、関わってくれた全ての人々にお礼がしたい。

ありがとうございます。この日のことを、私はまた何度でも思い出す。

楽しくて幸せな思い出ばかりの札幌の地をまた踏みたいと心から願っている。

 

高級ブランドのチョコレート箱

2019年6月25日のことを、私は今思い出している。

この日、手元に20周年のベストアルバムが届いた。

発売日は26日だが、いわゆるフラゲ日というやつだ。

CDや円盤を買った時には、必ず母と共に開けてから見ることになっている。

一度しか聞いていない5×20のPVは私の期待をある意味裏切るものだった。

深く暗い海、冷たさを感じるような風。

白いシャツで砂浜に立つ5人の姿に目を奪われた。

どうしようもなく、私は無力だと思った。

知っていたのに、大きな愛を与えてくれるくせに、応援してくれる皆のことをとても大切にしてくれるくせに、彼らは5人ぼっちだった。

ずるいな。そんな顔しないでよ。

通学の電車の中。

5×20を聞く度に、脳裏に砂浜に立つ彼らの姿が浮かぶ。

 

文明開化

2019年11月3日のことを、私は今思い出している。

私はミュージカル『憂国のモリアーティ』円盤のリリイベのため、東京にいた。

11時半からの会見のため、東京駅のドトールで待機。

この時点で状況を理解できていない。

なぜなら、嵐の“公式YouTubeチャンネル”で生配信だったからだ。

会見が始まると、解禁、解禁、解禁の嵐。

JET STORM、北京ライブ、新国立競技場でのライブ、5×20オーラスライビュ決定、SNSサブスクリプション、デジタルシングル、午後9時からPVのプレミア公開…

ドトールで泣きながら配信を最後まで見守った。

脳が理解に追い付かない、という経験を嵐のファンになってから幾度となく経験しているがここまでなのは初めてで。

正に、RE BORNだ。革命だ。文明開化、と私と母は名付けた。

巻き起こした嵐は世界中の応援してくれる人々のもとへ。

初のデジタルシングルとなったTurning Upが届いた。

「Hey! Everybody!お待たせ」で始まり、「ずっと近くで smile again and again」で締める翔ちゃんのラップ。

翔ちゃんの口から紡がれるこの歌詞を聞くと、それまではただひたすらに楽しいのになぜか泣いてしまう。

その日は本当に、ふわふわと夢見心地な気分だった。

距離はずっとずっと近くなったのに、あっという間に離れていく。

私はその狭間で、ゆらゆら揺れていた。

 

結婚

2019年11月12日のことを、私は今思い出している。

ニノちゃんが結婚。それは、最初本人の言葉からではなかった。

大きな騒ぎとなり、夜10時を過ぎた頃。

FCに直筆のメッセージが届いた。間違いなく、ニノちゃんは結婚した。

純粋に嬉しかった。

私はアイドルの結婚に関しては、かなり独特のスタンスでいる自負がある。

結婚して素晴らしいDNAを後世へ受け継いでほしい、とか。

とにかく相手が誰だろうと、タイミングが悪かろうと、私はそこに言及する気はさらさら無かった。

この結婚が、嵐の関係性を壊すとかせっかくの20周年を台無しにするとか。

そう感じる人もいる。感じない人もいる。

私は後者にいた。

誰も、他人に自分の感情や考えを「あなたもそう思うでしょう?」「そう思わないのはおかしい」と強制したり、非難したりすることは出来ない。

アイドルとファンの関係性は十人十色だと思う。

私とニノちゃんの間は、祝福で完結していた。

それだけのことだった。

心から、おめでとう。

あなたの幸せを、私はここから願っている。

 

50公演

2019年12月25日のことを、私は今思い出している。

and moreで追加公演が発表された日から、1年と2日経った。

映画館のライブビューイングには外れてしまったため、私は自宅からオーラスに思いをはせていた。

長かった公演が、やっと終わる。

どれだけの苦労があっただろう。

体調が万全でない日もあっただろう。

智くんは「発表後の4月からのツアーは正直不安でした」と話してくれたという。

活動休止は命懸けの決断だった、と。

私は2019年1月27日のことを思い出す。

大野智が嵐を活動休止に導いた」のか。それは断じて違う、と私は言いたい。

民主主義で、様々な物事に折り合いをつけてここまでやってきた5人が、選んだ。

私はそう思っていた。

智くんが正直に話してくれて良かった。

心の底から安堵した。

長い、長い道のりだった。

本当に、お疲れさまでした。

素晴らしいステージをありがとう。

 

2019年12月31日

気付けば、2019年が終わろうとしている。

嵐ファンにとってめまぐるしい1年だったことは間違いない。

来年はどうなるのか。

2020年12月31日に、私は何を思うのだろう。

活動休止を事実として捉えることは簡単なのに、現実として捉えることが出来ないままでいる。

 

「盲目だ」と言われることがある。

ごもっともな指摘だ。

それに、ここまでの文章を読めば、分かってもらえるだろう。

私は基本的にモンペ*2気質だし、推しが存在するだけで優勝!と思うおめでたいおたくだし、そんな自分が実はとても気に入っている。

 

嵐の5人と私の人生は交わらない。全くの別物だ。 

一方で、彼らの存在は私の人生に大きな影響を与えている。

もう、ただの「好きなアイドル」では無くなってしまった。

嵐のおかげで、出会えた良き友人たちがいる。

嵐のおかげで、頑張れたことがある。

 

2020年12月31日、私は日本にはいない。

母には「活動休止なのに、日本にいなくてもいいの?」と心配された。

留学は、私の選択だ。解散では無く、活動休止が嵐の選択だったように。

嵐の5人と私の人生は交わらない。

当たり前のことを、繰り返し私はかみしめる。

悲しくないのに、嬉しくもない。

私は大好きな5人のことをどこにいても思い出すだろう。

2019年12月31日は、明日には私の思い出の1つになる。

それが私は待ちきれない。

 

 

 

 

 

2020年がもうすぐ始まる。

活動休止後に見返したら、恥ずかしいかもなあ。

思っていたことを書き記すことが出来て、後悔はありません。

長々と失礼しました。ここまで読んでくれたあなたに、まずは大きな感謝の言葉を。

ありがとうございました!

 

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札幌ドームの前で

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:イトーヨーカドー福住店のこと。メンバーがCMに起用されている商品をポスターやパネル、手作りのポップとともに大量に陳列展示して販売している。気合の入り方に毎度感服する。

*2:モンスターペアレンツの略称。オタクに対して使う時には、推しに対して過保護、盲目な性質を表す。